「トロントロン軽トラ市」を見てきました。

ながの軽トラ市

2012年03月28日 17:07



3月25日に宮崎県川南町で開催された「トロントロン軽トラ市」を見てきました。
長野から往復2800kmのドライブでしたが、その苦労に違わぬ感動と発見がありました。

川南町は人口約1万7000人の町で、長野市の周辺でいえば坂城町くらいの規模です。
県庁のある宮崎市からも車で1時間以上かかりますし、
有名な観光地もなく、立地的には不利な条件がそろっています。
そこへ多いときで2万人ものお客さんが訪れるというのですから、すごいことです。
それには、日本三大開拓地のひとつといわれる川南町に暮らす人の
フロンティアスピリットが大きく影響しているのかもしれません。

冬の間、休止してしまう雪国と違って通年開催できることもあり
トロントロン軽トラ市は今回で67回目!出店台数140台!すごい!
朝8時の開始前に着いて写真や動画を撮っていると、いつのまにか人!人!人!

   

商店街のお店は営業時間を早めているのはもちろん、
店主が外に出て積極的に声をかけています。
対面販売が軽トラ市の魅力のひとつなのですから、
個店も、お客さんとのコミュニケーションをとることが重要だと再認識しました。
また販売している商品は、お店の商品だけとは限りません。
クリーニング屋さんが野菜を売ったり、たばこ屋さんがおもちゃを売ったりしています。
さらに本部では震災復興支援として、東北の物産を販売しており
宮崎県内にとどまらない商品の幅を広げ、魅力のUPに一役かっているように思いました。

   

   

イベントも豊富です。
この日は「いちご大福&町内産の牛乳」が500人分が振る舞われていました。
しかしなんといっても圧巻は「マグロの解体ショー」からのお刺身の振る舞い1000人分!
15万円以上するというキハダマグロが来場者の胃袋へと収まっていきます。
生のマグロですから味も抜群!とろりとした舌触りがたまりません。
その他、チャリティーオークションや歌謡ライブ、
はたまた紙芝居などが通りに賑わいをつくっています。
商工会館の中ではフリーマーケットが実施され、
軽自動車を持っていなくても、誰もが参加できるようになっています。

   

   

もちろん軽トラックに並ぶ商品も、どれもが魅力的なものばかり。
新鮮な農産物や海産物が目白押し! また、ご当地グルメも豊富です。
宮崎らしい「地鶏の炭焼き」、白皮も食べられる夏みかんの「日向夏」
完熟きんかんの「たまたま」、揚げたての「あげみ(さつま揚げ)」などなど。
ついつい、あれもこれも欲しくなってしまいます。
変わり種では、神棚なんてのも売ってましたよ。

   

   





総括とすれば、スズキ自動車の会長さんのコメントが、やはりしっくりきます。
 「ブランド品はないけれど、手作りの品を作り手と笑顔を交わして買えるのが軽トラ市の魅力。全員参加のにぎわいの中に居ると、買い物客も参加している気になれるのです。買い物客同士の会話も弾んで温かい気持ちで家路に着くことができる。ショッピングモールではこんな気持ちにならないでしょう。」 ……(抜粋)

やっぱり軽トラ市っていいな、と感じることができた旅でした。

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